コンセプト

「暮らしの箱」とは

はじめに

1970年代以降、親子4人家族をモデルとした60~80㎡の3LDK、4LDKタイプを中心に分譲マンションが毎年10~20万戸供給され続けました。一方で、一般世帯の家族構成は大きく変わり多様化が進みました。(夫婦と子供27.0%、夫婦のみ20.5%、単身33.3%、ひとり親と子供9.4%、その他9.7%、国立社会保障・人口問題研究所による2015年推計)
この間、600万戸に達した分譲済みのマンションの半数にあたる300万戸が築20年を超え、そのうち150万戸はすでに築30年を超え老朽化が進んでいます。
既設のマンションを取り巻く、居住世帯の家族構成の変化とマンションそのものの老朽化によって、近年急速にマンションの再生ニーズが高まりを見せています。

KSリボーン住宅

私どもKSグループは、マンション再生に取り組みます。
現在とこれからの家族の在り方に柔軟にマッチすることができる間取りや設備。さらに省エネや安全への配慮といった新しい課題に真正面から応えていかなければなりません。

私たちが進めるマンションの再生はリノベーションを超えたリボーン(REBORN=生まれ変わり)です。単に、元の通りの部屋を「再生」するのではありません。大量に供給された4人家族向けのマンションの「小住宅多部屋敷(しょうじゅうたくたべやしき)」と揶揄される間取りを、「暮らすほどに楽しい」ものにし、さらに付加価値を加えて供給したいと考えています。

特殊なデザインを施したり、特定の住まい方を押し付けたりするのではなく、それぞれの方の家族構成・年齢・事情・好みに応えられる柔軟性に富んだ「間取りデザイン」と「オプション」を持った住宅を、リーズナブルな価格で提供することを目指しています。

これまで多くの家族が経験してきた住み替えは「住宅すごろく」と言われます。

振り出しは、「都会の単身アパート暮らし」からスタート。つぎに結婚して「ファミリータイプの賃貸マンション」を経て、「分譲マンション購入」。そして、「マンションを転売して郊外に庭付き一戸建て住宅」を所有して、上がりとなる住まいの変遷です。
しかし、今は一生を一人暮らしで過ごされる方も多く、また平均寿命もさらに高くなり老夫婦二人での暮らしが20年以上になることも珍しくありません。子育てを終えた家庭では夫婦それぞれが別々の生活スタイルを確立した「シングルミックス」という暮らし方も増えています。自宅を仕事場とされる家庭も多いかと思います。また、最近顕著な家族の在り方に、娘家族が近所に住み、極めて頻繁に孫を連れて行き来をするという「妻方近接別居」もとても多くみられるようになっています。

 物件の選定

KSリボーン住宅はこれらの多様な住まい方に対しても応えていける柔軟性と快適性を併せ持ちます。それはまず、物件の選定から始まります。
  • 築20年以内を中心にした比較的新しい物件 
  • 都市中心部に近く、最寄り駅からも10分以内
  • 周辺インフラの整った好立地にある物件
  • 可能な限り広い物件

 リノベーション

仕入れコストを抑えることで、リノベーションに妥協をせずに、販売価格は新築とは比較にならないほどお求めやすい価格を実現します。
リノベーションに際しては、基本として以下を重視します。
  • 間取り変更の容易性の確保
  • 奇をてらわず飽きの来ない上質なデザイン
  • 最新の設備
  • 家族や仲間が自然に集まる大型テーブルの置ける広いLDK
  • LED照明など省エネへの配慮
  • 好みで取り入れることが可能な和モダンの要素

私たちは、このような基準に照らして、時間をかけてひとつひとつの物件を発見し、
それぞれに妥協のないリノベーションを施します。
こうして完成した世界でただ一つのリボーン住宅を「暮らしの箱」と名付けました。
「暮らしの箱」の名前には、私たちからお客様への
「皆様一人一人が心から豊かで楽しい暮らしを過ごしていただけるように」
という強い願いが込められています。

「暮らしの箱」の誕生。

Comments are closed